旧上宝村(岐阜) 高鳥屋山(1247.2m) 2020年2月22日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:19 駐車箇所−−6:43 林道分岐−−6:46 林道分岐−−6:52 林道分岐−−7:06 林道を離れる−−7:24 登山道−−7:40 高鳥屋山 7:42−−8:01 1040m鞍部(登山道を離れる)−−8:09 1077m峰−−8:31 1025m峰−−8:41 駐車箇所

場所岐阜県高山市(旧上宝村)
年月日2020年2月22日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車余地あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望乗鞍岳方面、南西方向に少し開ける
GPSトラックログ
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コメント長倉集落から山頂西側に延びる林道から往復。今年は記録的小雪で想定外に林道が通行可能で、担いだスノーシューの出番は無くほとんど夏道が出ていた。前線の接近で気温が高く雪の締まりは皆無。ギリギリで雨が降る前に下山できた




高倉集落から林道入口の害獣除けゲート 害獣除けゲートのすぐ先が登山口。ほぼ地形図通りに道があるようだ
登山口の案内。でも今回はここはパスして林道を奥へ 駐車余地の都合で標高910m地点まで。もう少し先まで入れる積雪状況
最初の林道分岐手前。この付近は積雪多く車は無理 2つ目の林道分岐。右へ。カモシカの足跡あり
3つ目の林道分岐。左上に進む 標高1030mで林道を離れて斜面直登
標高1100m付近。無雪期でも藪は皆無 標高1130mで登山道のある主稜線に乗る
登山道の案内標識 高鳥屋山山頂のお社
お社横の木になぜかワイヤーがかかっていた 高鳥屋山から見た乗鞍岳
高鳥屋山から見た南西方面 山頂直下は急でフィックスロープあり。積雪時は大いに助かる
1040m鞍部の林道終点 1040m鞍部の標識
登山道は1040m鞍部で主稜線から外れて南側を下る こちらは登山道を離れて主稜線を直進
たまに倒木があるが非常に少ない 1077m峰付近
1050m鞍部付近 1070m峰
1000m鞍部付近の熊棚 気温は+1℃くらい。かなり高めで雪の締まりは皆無
1025m峰の境界標識 標高960m付近
駐車箇所に戻る


・天皇誕生日の3連休は時期と天気予報が良くない。低気圧と前線の接近で土曜日は西及び日本海側から天気が崩れて雨で、日曜は日本海側は雨や雪。太平洋側は晴れるが今は花粉真っ盛りで私が登れる状況ではない。振替休日の月曜になると日本海側も回復するとのこともあり、日本海側からやや離れた飛騨高山周辺に久しぶりに出かけることにした。

・このエリアは土曜日はお昼前から雪ではなく雨との予報で、時間がかかる山は諦めて旧上宝村の高鳥屋山にした。ここは夏道があるようでこの時期に行くのはもったいないが、記録的な小雪の今年は下手な山に行くと雪が無くて藪漕ぎのリスクがある。高鳥屋山なら雪が少なくても大丈夫。

・松本経由で安房トンネルへ。2月だというのに路面凍結は皆無で安心して走行可能。周囲は積雪はあるがかなり少ない。安房トンネルでこれでは高鳥屋山の雪はどれくらい少ないだろうか。平湯温泉から栃尾温泉へ下ると道路周辺にはほとんど雪が無い。高鳥屋山西側に延びる林道入口の長倉集落でもほぼ無雪状態だった。集落を過ぎれば除雪されておらず歩くしかないと考えていたが、雪が無いのでその先に続く林道に乗り入れることができた。

・林道入口には害獣除けゲートがあるが施錠は無く、手で開閉可能。ここを入ってすぐ右に分岐する林道が高鳥屋山登山口で、林道が雪に埋もれていたらここを登る予定だったが植林で日影の部分でも僅かしか雪は無く、普通車で走行可能だったので登山口を見送って林道を車で進んだ。標高を上げても南斜面にいる間はほぼ無雪で、予想以上に今年は雪が少ない。今年の残雪期は標高が低いところ、特に新潟県では絶望的ではなかろうか。

・標高890m鞍部で尾根を越えて林道が北側斜面に入るとさすがに路面上に雪が残るようになるが、それでもまだ普通車で走行可能な数cm程度しか雪が残っていない。さらに奥へと入っていくが最初の大きな谷の標高930m付近で積雪が10cm程度になり、あまり無理をすると馬力の無い軽自動車ではスタックしかねないのでここでUターン。道幅が広まって駐車可能な場所まで戻って仮眠。まだ空には星が見えていた。

・翌朝は雨に降られる前に下りたいので、まだ薄暗い時刻から行動開始。既に星は見えなくなったので曇りに変わったようだ。気温は高く0℃前後。林道用の路面の残雪に締まりはない。周囲を見る限り雪はかなり少なく、山頂までツボ足で行けそうだったが念のためスノーシューを担いだ。でも足元は長靴(笑)。結果的にはスノーシューを使うほどの積雪は無く出番は皆無だった。尾根上に積もっていた雪も新しい雪だったようで、古い残雪のように締まった雪は皆無だった。

・出発してからしばらくは林道歩き。車をUターンさせた地点より先では再び雪が少なくなり、さらに800mくらいは普通車でも入れる状況だった。最初の林道分岐付近まで来ると雪がやや深くなり、場所によっては15cm程度あった。雪の上にはカモシカの足跡あり。

・最初の林道分岐は右へ。次の分岐も右。この付近で一時的に露出した路面は舗装だった。次の分岐は右に鋭角に登る林道でそちらへ。ヘアピンカーブをショートカットして上部の林道へ乗り移り、標高1030m付近で林道を離れて主稜線を目指す。このまま林道を歩いて1040m鞍部から主稜線に乗ってもいいが、山頂と逆方向に歩いて無駄に距離が増えるのでショートカットしたのだ。積雪は深いところで15cm程度だが、そもそもの植生が藪が無い落葉広葉樹林であり、無雪期でも問題なく歩けそうだった。この地域でこの標高でも笹が無いとは思わなかった。

・標高1130mで登山道のある主稜線に乗る。主稜線でも南側は雪は無く、吹き溜まった箇所で積雪は15cm程度しかなく、ほとんど夏道歩きに近い。おまけに気温が高く、吹き溜まりの雪に締まりはなくズボズボ潜る。時々手製の登山道案内標識が登場する。雪の上には足跡は無く、前回の積雪以降に登った人はいないようだ。

・山頂直下の急な区間にはフィックスロープが張ってあり、足元が定まらない半端な積雪では特に下りで大いに役立った。ここを通過すればすぐに高鳥屋山山頂だった。

・山頂には小さなお社あり。その横の木にはワイヤーが巻かれてかかっていた。お社の南側は一段下がった場所が平坦な広場になっていて休憩適地。周囲は背の高い樹林に覆われてあまり展望がいいとは言えない場所だが、乗鞍岳方面に僅かに展望が開けて真っ白な姿が見えていた。南西方面にも僅かに開けている。

・この付近の植生は藪の心配がないことが分かったので、帰りは往路の林道を戻るのではなく1040m鞍部から主稜線を下ってみることにした。地形図の破線の通りに林道終点である1040m鞍部で登山道は尾根を離れて南へと巻いているが、ここで登山道を離れて尾根を直進。しかしこの先は地形が複雑で枝尾根に引き込まれないよう注意が必要。常に左手(南側)の傾斜がきつくなるように歩くのが正解。相変わらず藪は皆無で僅かに灌木がある程度。雪は数cmしかない。

・1025m峰を越えてそのまま尾根を直進すると駐車箇所よりも西へ行き過ぎるので、標高990m肩で一本北側の枝尾根へ入る。植林された尾根を下り、林道が右に見えてきたらマイカーを発見。北斜面を適当に下って林道に下りた。この周囲は杉の植林だがまだ花粉は飛んでいないようで目の痒みは感じられなかった。車に乗り込んで長倉集落を下る頃に、車のフロントガラスに雨粒が落ちてきた。

 

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